虫歯になると歯医者や歯科医院を受診する人は多いのではないでしょうか。
少しでも歯の病気を減らすためにも、歯について詳しくなることが大切です。
そこで、歯の仕組みや病気について見てみましょう。

歯って何のためにあるの?

そもそも歯は、食事をするときに食べ物を細かくすり潰すためにあります。
乳歯は20本、永久歯は32本からなっています。
歯は奥歯と前歯を比べると形が違うのがわかるのではないでしょうか。
歯の形の違いからそれぞれの役割も異なり、主に3つのタイプに分けることができます。
1つは食べ物を切る切歯、そして切り裂くための犬歯、最後はすり潰すための臼状の歯です。

人の歯は乳歯から永久歯に1度だけ生え変わる時期があり、二生歯と呼ばれます。
犬歯と切歯、そして小臼歯は二生歯ですが、大臼歯は生え変わることがありません。
そのため大臼歯は他の歯と比べるとより長い期間使われることになるのです。
食事の際には欠かせない歯でもあるため、加齢とともにすり減りが大きくなることも特徴です。

歯を支える構造について

歯はもちろん大切ですが、歯を支える土台となっている歯周組織も歯の健康には重要になります。
歯周組織は歯の周りにある組織で、歯肉歯根膜歯槽膜セメント質の4つから成り立っています。
歯根膜は骨とセメント質の間にある組織で、これが強い繊維によって結ばれています。
このように歯と骨を結ぶ繊維は3種類走行しており、それぞれ異なる繊維によって結合されているのです。
普段私たちがスムーズな咀嚼を行えているのは、強くありながら程よい弾力で結ばれている歯のおかげだと言えるでしょう。

歯の病気について

歯が腫れて痛い男性健康な歯でいるために、歯の状態についても知っておく必要があります。
では、歯の病気にはどのようなものがあるのでしょうか。
その1つに歯周炎が挙げられます。
歯周炎は歯周病の初期の段階で起こります。
歯と歯茎の間に炎症が起こり、腫れや出血を伴う病気です。
20代以下の若い年齢層に多く見られるのが特徴です。
しかし歯周炎の状態に気づいてブラッシングなどを丁寧に行うことで症状が改善されるので安心してください。

歯周炎がひどくなると歯周病につながります。
しかし歯周病は歯周炎だけが原因ではありません。
実は歯並びも大きく関係しているのです。
歯並びが悪いと歯周病のリスクが高まることが報告されています。
歯周病のリスクを減らすためにも、予防歯科として歯並びを矯正しておくのも1つの手段かもしれません。
予防歯科で口内環境を整えることで、病気のリスクは格段に減らすことができるでしょう。

歯医者や歯科医院選びのコツは?

歯医者や歯科医院を選ぶときにはどのようなことを重視していますか。
実は歯医者の選び方で歯の状態は大きく変わってしまうのです。
では、どのような選び方が良いのか見てみましょう。

まず1つは、患者の要求だけで治療を終えないということです。
もちろん患者目線で治療を進めていくことは歯医者として大切なことです。
しかしそれだけで終えてしまうのはよくありません。
患者の将来のことも考えて、これから良い口内環境を保つためにどうすべきか、ということまで伝えてくれる歯医者が、本当の患者目線だと言えるでしょう。
また、患者が要求する治療に必ず反対しない歯医者は避けましょう。
なぜなら、患者の歯の状態によっては、別の治療の方が適切なこともあるからです。
患者に要求されたとしても、医師として適切な治療を提案できる歯医者が、技術を持った医師なのです。

予防歯科を勧める歯医者は良い

また、治療の前に予防歯科について教えてくれる歯医者は良い歯科医院でしょう。
患者に歯の知識がなければ、治療してもまた同じ症状が出てしまうかもしれません。
例えば正しい歯磨きの仕方を提案するというのも医師として正しい行いだと言えます。
基本の歯磨きができていないと、やはり歯の病気になりやすいのです。

治療記録を継続して取っているかどうかも重要

さらに記録をしっかりとる歯医者もぜひ選びたいものです。
いきなり治療を始めるのではなく、歯のレントゲンや口の中の写真を記録としてとってから治療にとりかかります。
写真をとっておくことで治療前と後の変化を患者さんに説明しやすくなるということも理由の1つです。
しかしそれだけではありません。
患者さんの最初の口の状態から、行った治療方法によってどのような変化が見られたかということを、医師自身が把握するのも理由の1つなのです。
こうすることで医師はさらに高い技術を身につけることにつながります。

治療時間は短すぎていないか?

さらに、歯医者の選び方として、1人当たりにかける時間も重視するポイントです。
5~10分程度の治療では短すぎます。
このようにスピード重視で治療を行っている歯医者では、しっかりと見てもらえていることは少ないでしょう。
歯の1つ1つをしっかり見てくれるところでは、最低でも1人当たり30分は必要です。

そして良い治療を効率よく進めるために、最新設備を取り入れていることも歯科選びで重視したいことです。
最新設備は、今まで見ることができなかったところまでしっかり治療できる可能性があります。
このように新しいものをどんどん取り入れようとするのは、医師の熱意と姿勢も伝わってくるのではないでしょうか。